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火災に至るおそれも

いすゞ、フォワード不具合で1.3万台リコール

2014年3月27日 (木)

行政・団体いすゞ自動車は27日、同社製中型トラック「フォワード」で、ヒーター内を循環する冷却液(不凍液)のメンテナンスが不適切なケースがあり、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届けた。3月4日に届けたリコールの対象車両の選定に誤りがあったため、対象車両を追加した。1993年5月18日から07年7月11までに制作された車両1万3523台が対象。

トラックのインパネ下側に設置されている自動クラッチ付機械式変速機制御ユニット、CNGエンジン制御ユニット、トレーラ情報制御ユニットで、上の方に設置されているヒーター内を循環する冷却液(不凍液)のメンテナンス(交換)が不適切な場合、冷却回路に錆が発生するケースがあり、ヒーターコアに亀裂が発生し、冷却液が漏れて制御ユニットに滴下することがある。

そのまま使用を続けると制御ユニット内部に冷却液が浸入し、制御回路の短絡にって警告灯が点灯し、制御に支障をきたしたり、火災に至るおそれがある。

この不具合を受け、同社は使用者に対し、冷却液(不凍液)の定期交換(2年ごと)の必要性を周知し、全車両、制御ユニット上部に防水カバーを追加するとともに、制御ユニットを点検し、損傷している場合は新品と交換する。