GLP、神戸でトライネット・ロジ向け物流施設を開発

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ（GLP）は8日、三井物産の物流子会社、トライネット・ロジスティクス専用の物流施設「GLP神戸西」を新たに開発するため、土地を取得したと発表した。トライネット・ロジスティクスは、関西圏で業務を拡大するため、この施設を中核拠点として活用する。

神戸市西区にBTS型物流施設として開発されるGLP神戸西は、4階建ての先進的物流施設で、5月に着工、2015年1月の竣工を目指す。

開発地は神戸市が造成分譲している「神戸テクノ・ロジスティックパーク」（神戸複合産業団地）にあり、山陽自動車道神戸西ICへ0.6キロと近い。大阪や神戸といった大都市、港、空港へのアクセスも良好。

同施設は11年8月にGLPとCPPIB（カナダの公的年金運用機関）が折半出資で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による、10番目の開発プロジェクトとして開発する。今回の開発により、投資総額は1180億円（12億米ドル）となる。

■GLPの帖佐義之社長のコメント
「今回の、BTS型物流施設での新規賃貸借契約により、トライネット・ロジスティクスとのパートナーシップが強化できることを大変嬉しく思う。サプライチェーンの統合や国内消費の拡大により、先進的物流施設への需要は上昇している。とりわけ関西圏の需要は強く、高機能な先進的物流施設の空室率は実質0％だ。私たちは今後も全国で、顧客ニーズにマッチしたソリューションを提供するため、機能性の高い先進的物流施設が開発できる、戦略的な立地を探索し、提供していく」

■トライネット・ロジスティクスの橋本茂社長のコメント
「日本での先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるGLPとのパートナーシップを強化できることを、嬉しく思う。GLP神戸西の戦略的立地と高品質な設備仕様により、我々は業務効率を最大限に高めることができ、また、顧客のニーズに対応することができる」

■施設概要
施設名：GLP神戸西
所在地：兵庫県神戸市西区見津が丘7丁目1-1、1-2
敷地面積：2万1000平方メートル
延床面積：3万7000平方メートル
賃貸可能面積：3万5400平方メートル
着工：2014年5月
竣工：2015年1月
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