ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

倒産件数も8%減、東京商工リサーチ調べ

倒産した運輸業の負債額、13年度は65%減少

2014年4月9日 (水)

調査・データ東京商工リサーチが8日発表した、2013年度の全国の企業倒産状況によると、1000万円以上の倒産件数は1年間で1万536件(前年度比10.09%減)、負債総額は2兆7749億9200万円(9.77%減)となった。倒産件数が1万1000件を下回ったのは23年ぶり。

このうち運輸業の倒産件数は421件で全業種の3.99%を占め、前年度に比べて8.27%減少した。負債額は784億7500万円で、全業種に占める比率は2.83%、金額の増減は65.62%減と大幅に減少した。

倒産件数が多かったのは旅行業(20.5%増)、酒類販売(12.2%増)、スーパー(10%増)、食品業(7.1%増)、広告関連業(5.7%増)など。

倒産の類型としては、「販売不振」が68.2%と最も多く、これに「既往のしわ寄せ」と「売掛金回収難」などを加味した「不況型」は81.5%と全体の8割を超えた。不況型が8割を超えたのは5年連続。