ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

2月の大雪などで高速貨の運休数は196本増加

13年度の鉄道コンテナ貨物、駆け込み需要で4.9%増加

2014年4月17日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、2013年度の輸送実績を発表した。13年度は8月から10月にかけて大型台風の接近・上陸に伴う輸送障害や、函館線で貨物列車の脱線事故が2回発生したほか、2月には東日本の太平洋側で記録的な大雪の影響を強く受け、年度全体で高速貨1730本(前年度比196本増)、専貨57本(21本増)が運休した。

荷動きは、上期がほぼ前年並みで推移したものの、下期に入って景気回復や円安、消費税増税前の需要の盛り上がりにより国内生産が好調に推移し、年度全体では前年を上回った。

コンテナ貨物は、自動車部品が現地調達化の進展によって前年を下回ったものの、国内生産増に消費税増税前の需要増も加わった化学工業品、化学薬品、食料工業品、紙・パルプなどが前年を上回った。また、専用列車の運行開始などにより増送となった積合せ貨物が前年を大きく上回り、コンテナ貨物全体では前年比4.9%増となった。

車扱貨物は、一部の顧客が昨年7月から山口線の一部区間で線路不通となっていることから減送となったものの、セメント・石灰石が顧客の生産体制変更に伴い増送となり、車扱貨物全体では前年比0.2%増となった。