ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

産業ファンド投資法人の物流施設を全棟利用

首都圏日立物流サービス、川口市にイオン向け拠点開設

2014年4月17日 (木)

ロジスティクス産業ファンド投資法人は17日、埼玉県川口市の物流施設「IIF川口ロジスティクスセンター」で、6月末で契約が切れる明治ロジテックの後継テナントとして首都圏日立物流サービス(東京都江東区)と定期建物賃貸借契約を締結した、と発表した。

首都圏日立物流サービスとの契約は、7月1日から10年の定期建物賃貸借契約で、同社は施設全棟(1万1705平方メートル)を利用する。敷金は月額賃料の3か月分。

高スペックの4温度帯倉庫として利用できる同施設で、産業ファンド投資法人は「施設取得時の戦略通り後継テナントの誘致に成功」。空室期間なく契約期間の長期化を実現した。

同投資法人は、明治ロジテックの物流機能効率化を目的としたオフバランスニーズに対するCRE提案で取得したが、当初から「物流機能集約のため短期間での退去」が見込まれていたことから、施設のスペックを最大限活用できるテナントにターゲットを絞った独自のリーシング活動を実施し、首都圏日立物流サービスとの契約に至った。

首都圏日立物流サービスは、イオングループの首都圏店舗に商品を供給する物流センターとして運営する計画で、24時間の施設運営が可能な点や、短いリードタイムで配送できること、雇用確保が容易な立地、あらゆる食品のオペレーションが可能な温度帯設備が完備されている点――などを評価し、同施設を選定した。

ドックレベラー1基を含めて24台の接車バースを備え、配送車両の待機・駐車スペースも確保されている。