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6月末までに57台導入

ヤマト運輸、保冷容量を柔軟に変更できる車両開発

2014年4月22日 (火)
変更後

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サービス・商品ヤマト運輸は22日、「クール宅急便」の積載容量に対応して、車内の冷凍・冷蔵スペースを柔軟に変えることができる新型車両の導入・運行を開始すると発表した。6月末までに57台を導入し、その後も全国で段階的に導入を進める。

昨年11月28日に発表した、「クール宅急便」の温度管理に関する調査結果と今後の再発防止策の一環として新たな車両を開発したもので、クール宅急便の積載容量に応じて、事前に車載保冷スペースの容量を柔軟に変更することができる機能を装備する。

これまでの車両は車載保冷スペースの容量を固定していたが、新型車両では間仕切りを変えることで、最大4パターンのレイアウトに変更が可能。これにより、従来の車載保冷スペースから、最大で4倍まで容量を拡大できるようになる。

また、大規模な集合住宅や商業施設など駐停車時間が長時間化する地域へは、車載保冷スペース内に蓄冷板を搭載した車両を開発。エンジン停止時に蓄冷板が車載保冷スペースを保冷するため、庫内温度の上昇を防ぐことができる。

中口・大口の企業向けへの納品は、幹線輸送で使用するコールドボックスが積載可能な車両を開発した。クール宅急便をコールドボックスごと納品することで、輸送途中の仕分作業工程が省略でき、より品質を保てるようにする。北村製作所、東プレ、トヨタ車体、日本フルハーフが開発に協力した。