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物流施設ニーズ多様化、賃料上昇の見込み、プロロジス調べ

2014年4月23日 (水)

調査・データプロロジスは23日、自社施設の利用企業が属している業界の動向を調べ、「物流施設ニーズの増加-主要顧客産業の需要分析」と題してまとめたレポートを発表した。

調査レポートでは、13年の賃貸契約実績で多数を占めた、(1)個人顧客への配送を主とする物流企業(2)電機、住宅、自動車、Eコマース企業を含むさまざまな業種の目覚ましい成長(3)今後さらなる成長源となることが見込まれる3PL企業――に焦点を当てて調べた結果、多くの業態の事業拡大によって物流施設へのニーズが多様化しているとの見解に至ったという。

同社は「主要顧客の業績は好調であり、物流施設へのニーズは強い」とみており、その裏付けとして「新規賃貸契約締結の状況が、この数年で明らかに改善してきている」ことを挙げた。

その上で、低い空室率や最新鋭物流施設の供給不足、再調達コストの上昇傾向などにより、今後は賃料上昇が見込まれることから「企業としては現在の賃料水準で物流施設を確保する必要性が高まってきている」と指摘している。

■レポートの全文(英語版)
http://www.prologis.com/docs/research/GrowthOfLogisticsRealEstate_April2014.pdf