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「解決の見込み」立ち、差し押さえ解除

商船三井、中国で差し押さえの貨物船が出港

2014年4月24日 (木)

ロジスティクス商船三井は24日、中国・浙江省で19日から当局の差し押さえを受けていた同社運航の鉄鉱石運搬船「バオスティール・エモーション」の出港準備が整った、と発表した。

同社は「今回の問題が中国での民事訴訟」だとした上で、これまで上海海事法院と協議を続けてきたが、差し押さえが長引くことで「顧客に迷惑を掛け、中国での事業活動に悪影響を生じかねない」と判断。同法院との間で「解決の見込みが立った」ため、差し押さえが解除されて出港することになったもの。

同社は同法院から29億円余りの損害賠償金を支払うよう命じられていたが、利息を含めて40億円を供託金として支払い、事態の打開を図った。

[24日午後追記]
同社は24日午後2時55分、中国浙江省で当局の差し押さえを受けていた同社運航の鉄鉱石運搬船「バオスティール・エモーション」が出港したと発表した。