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15年中に最大級のリユース物流拠点を整備

ヤフーとブックオフが資本業務提携

2014年4月24日 (木)

ロジスティクスヤフーとブックオフコーポレーションは24日、資本・業務提携すると発表した。

ヤフーのネットオークション「ヤフオク!」が「BOOKOFF」チェーン全店をリアル拠点として活用するとともに、ブックオフは中古書籍をヤフオクに出品して販路を拡大、ヤフオクの中古書籍出品数を現在の200万冊から1000万冊に拡大する。

ヤフーは7月にもブックオフ店舗で総合買取受付窓口を設置し、ブランド品などにも買取商品の範囲を拡大、携帯電話の買取も強化し、買い取った商品をヤフオクに出品できる仕組みを整える。

こうした仕組みを運営する基盤として、両社は大量のリユース商品を「ヤフオク!」に出品するための物流施設を2015年度中に開設する計画で、日本最大級の「リユースセンター」として運用する。

店舗で買い取られ、ヤフオクで販売される商品の一部をセンターに集約することで、リアルからヤフオクを通じてリユースできる仕組みを長期安定的に支える。

将来的にはフルフィルメントサービスやリユース市場のBtoBマーケットプレイスとしての活用など、日本の中古市場の新たな可能性を模索していくという。

ヤフーは、全国にリアル拠点を持つブックオフと協業し、出品に関する手間などの課題を解決しながら多数のリユース商品をヤフオクに流通させることで、一気にリユース市場を拡大したい考え。

資本提携では、ブックオフがヤフーを割当先として普通株式310万株を発行(割当後の所有議決権割合15.02%)するとともに、新株予約権付社債77個も割り当てる。新株予約権をすべて権利行使した場合、ヤフーの所有議決権割合は43.22%となる。