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通過金額600億円超、市場直送可能

イズミ、広島県の4物流拠点を統合、15年1月に新拠点

2014年5月7日 (水)

フードイズミ、広島県の4物流拠点を統合、15年1月に新拠点西日本で総合スーパー「イズミ」「ゆめタウン」を展開するイズミ(広島市東区)は55億円を投資し、2015年1月をメドに新たな物流拠点「イズミ広島物流センター」(仮称)を開設する。

広島県のドミナント戦略を強化するため、これまで分散していたドライ・チルド機能を集約し、年間予定通過金額600億円以上、地上2階建て、延床面積8000坪を超える大型物流施設を整備する。施設は今春開通した広島南道路や西広島バイパスなどの幹線道路から近く、広島県西部から島根県、山口県をカバーする広域輸配送拠点として運用する。

統合対象とするのは、食品・菓子の保管・仕分け・配送と酒類・衣料品・住居関連品の仕分け・配送機能を担う「広島ドライセンター」(安芸郡坂町)、鮮魚・惣菜の仕分け・配送拠点「広島チルド第一センター」(広島市西区)、精肉・惣菜の仕分け・配送拠点「広島チルド第二センター」(同)、デイリー・青果の仕分け・配送拠点「広島チルド第三センター」(同)――の4拠点で、これらの合計通過金額(13年度)は614億円。

納品先の取引企業の倉庫や広島市中央卸売市場に近接していることから、市場直送で鮮度の良い商品の輸送が可能。ドライとチルド機能を集約することで、別建て輸送していた商品を併せて輸送することができるようになるため、同社は輸送効率の向上につなげる。

搬入口の車両動線を明確にし、一方通行を原則にすることで周辺道路混雑を防ぎ、地域環境に配慮した物流センターを目指す。

■イズミ広島物流センター(仮称)の概要
所在地:広島市西区草津港3-8-27
敷地面積:2万8600平方メートル
建築面積:1万9200平方メートル
延床面積:2万6800平方メートル
構造:鉄骨造、地上2階建て
設備:冷蔵庫(デイリー・精肉・鮮魚・青果・惣菜)、常温庫(食品・菓子・酒・衣料品・住居関連)、垂直搬送機3基、貨物用エレベーター1基、接車バース(入出庫)87台、全館LED照明
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