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東洋エンジ、トルクメニスタンで大型ガス設備受注

2014年5月12日 (月)

産業・一般東洋エンジニアリングは12日、韓国の現代エンジニアリング、現代建設、LGインターナショナルとの協業で、トルクメニスタン国営ガス会社向けの大型ガス化学コンプレックスを受注した、と発表した。完成は2018年で、受注額は8億ドル超。

受注した設備は、カスピ海沿岸で産出される天然ガスを原料に、エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンを製造するもので、東洋エンジニアリングはガス分離設備、エチレン製造設備、ポリプロピレン製造設備に関する設計、調達、試運転を担当する。

このうちガス分離設備には、東洋エンジニアリングの技術でエタン、LPGを効率よく回収できる「COREFLUX」、ドイツBASF社の「OASE」酸性ガス除去技術を適用する。また、エチレン製造設備には東洋エンジニアリングが豊富な実績をもつ米国ルーマス社の技術、ポリプロピレンには米国グレース社の技術が適用される。

生産された化学製品は主にアジア市場、欧州・トルコ市場向けに輸出・販売される。トルクメニスタンは、豊富な埋蔵量を誇る天然ガスの輸出などにより高い経済成長率を維持しており、今後も石油・ガス分野で新たなプラント投資が見込まれているとして、同社は今回のプロジェクトを通じ、ロシア・CIS地域での案件獲得を目指すとしている。