イヌイ倉庫、2本柱の物流、不動産事業ともに減益

財務・人事イヌイ倉庫が12日に発表した前3月期決算は、物流、不動産事業がともに減益となったことから、営業利益が62.7％減少した。

物流事業は、賃貸物流施設の神戸みなと倉庫の安定稼働に伴う収益寄与があったものの、前年度上期に拠点を閉鎖した影響で2.8％の減収となり、持分法適用関連会社への投資損失を計上したことで部門利益も27.8％減の1億6500万円にとどまった。

また、不動産事業は所有地再開発事業に伴う費用の増加で利益が3億9000万円減少した。

今期は、10月1日付で乾汽船を吸収合併するが、この影響を除く業績予想は売上高75億2700万円、営業利益9億2100万円、最終利益5億4500万円を見込む。

［イヌイ倉庫］2014年3月期連結決算（単位：百万円）