ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

14年3月期決算

ニチレイの低温物流事業、欧州好調で増収増益

2014年5月14日 (水)

財務・人事ニチレイが13日に発表した前3月期決算のうち、低温物流事業は売上高が7.7%増の1683億6100万円、営業利益が4.4%増の89億3600万円となった。

国内部門は、TC(通過型センター)事業が好調な物流ネットワーク事業や地域保管事業が増収となったものの、電力料アップや新設センター稼働に伴う減価償却費の増加などで減益。欧州が好調な海外部門をけん引し、低温物流事業全体では増収増益となった。

同社の冷蔵倉庫の入庫量と平均総合在庫率は、入庫量が294万7000トンで2.6%増、平均総合在庫率が1.4%減で、ともに主要12都市の増減率を上回った。

今期は東京圏で東扇島2期棟の通年稼働、大阪圏では咲洲物流センターの新設で保管能力を増強し、集荷拡大を図る。冷蔵倉庫の新設に伴い、減価償却費負担が増加するほか、輸配送や電力料のコスト上昇が響き、減益となる見通し。。売上高1730億円(2.8%増)、営業利益82億円(8.2%減)を見込む。

[ニチレイの低温物流事業]2014年3月期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期2013年3月期増減
売上高168,361156,3507.7%
営業利益8,9368,5624.4%