参天製薬、日欧アジアで米メルク社の眼科医薬品事業を買収

メディカル参天製薬は13日、米メルク社（ニュージャージー州ホワイトハウスステーション）の眼科用医薬品事業を買収するとは大要した。日本・欧州・アジア太平洋地域の同事業が対象で、2013年度の年間売上高は4億米ドル。取得のタイミングは数か月以内とみられる。

参天製薬は、取得金額として契約実行（クロージング）時に6億米ドルを支払い、さらに販売マイルストンに基づいた追加支払いが発生する可能性がある。また、米メルク社から2-5年間にわたり、対象眼科製品の供給を受ける。

この買収により、緑内障・高眼圧症治療剤の製品ラインアップを充実させ、国内市場で緑内障事業の強化を目指すとともに、欧州・アジア地域で事業展開の加速を目指す。