財務・人事ゼロが15日に発表した2013年7月から14年3月まで9か月間の決算は、営業利益が2.1倍増の23億7200万円に改善した。
14年1-3月の国内新車販売台数が、消費税率引き上げ前の駆け込み需要で20.7%増と大きく伸び、海外への輸出も円安傾向が追い風となって1%増えた。同社は主要荷主の日産自動車が好調な業界平均を上回る伸び率を記録し、中古車事業も堅調に推移したことで、自動車関連の業績は売上高17.8%増、営業利益24億4900万円(41.8%増)となった。
一般貨物事業は、不採算事業からの撤退と事業所の統廃合を進めた結果、売上高が78.1%減の37億3300万円と大幅に減少したものの、利益は6億1600万円で3.4倍増へと改善。事業見直しの結果、規模は縮小したが収益性の高い事業構造へと転換した。
[ゼロ]2014年6月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2014年6月期第3四半期 | 2013年6月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 50,420 | 44,564 | 13.1% |
営業利益 | 2,372 | 1,099 | 215.8% |
経常利益 | 2,428 | 1,153 | 210.5% |
当期純利益 | 1,351 | 556 | 242.8% |