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武田薬品、あすか製薬の高血圧症治療剤販売で物流担う

2014年5月19日 (月)

メディカル武田薬品工業は16日、あすか製薬(東京都港区)との間で、高血圧症治療剤「カンデサルタン錠『あすか』」(一般名カンデサルタンシレキセチル)の事業化契約を締結した、と発表した。

カンデサルタン「あすか」は、武田薬品が同社の高血圧症治療剤「ブロプレス錠」(一般名カンデサルタンシレキセチル)の特許権などをあすか製薬に許諾したオーソライズド・ジェネリック(AG)で、あすか製薬は2月、厚生労働省から製造販売承認を取得し、6月の薬価収載に向けて薬価申請を行っている。

今回の事業化契約に基づき、カンデサルタン「あすか」の薬価基準収載後、あすか製薬は「あすか」を発売し、医療機関に情報提供を行う。武田薬品は、あすかをあすか製薬から仕入れ、特約店に販売する物流業務に特化する。

あすか製薬は、2013年10月にあすかジェネリック事業本部を新設し、既存の医薬営業本部と協働して医薬品販売事業に取り組んでいる。あすかの発売は、あすか製薬のジェネリック事業の製品ラインアップ拡大とプレゼンス向上につながるもので、ブロプレスと原薬・添加物・製造方法が同一のAGを患者や医療関係者に届けることが可能となる。