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八面六臂、JCBと販路拡大・決済サービスで提携

2014年5月26日 (月)

荷主鮮魚流通卸の八面六臂(東京都新宿区)は26日、JCBとの間で飲食店向けに提供する鮮魚卸売サービスをJCB加盟店へ提供することと、決済サービスの利用で提携した、と発表した。

JCBは6月から段階的に加盟店(飲食業種)へ、JCBの営業やマーケティングチャネルを通じて八面六臂が独自に開発した飲食店向けの鮮魚受注専用iPadアプリ「八面六臂」サービスを案内する。また、JCBと八面六臂は、新規に契約したJCB加盟店(飲食業種)向けの卸売販売の決済、JCBの「JCB企業間決済サービス」(BPS)の導入に注力する。

BPSの提供で、JCBは取引先となる企業の審査、請求書の発行、代金の回収などを行う。この提携により、八面六臂は飲食店へのサービス拡大を図るとともに、精算・回収業務の効率化促進、自社サービスのPR強化につなげる。JCBは、BPS導入先の拡大により、事業者向けの決済サービスを強化する。

飲食店は、BPSを導入することで、仕入代金が月1回の口座振替で決済されるため、キャッシュフローの改善と支払業務の軽減を図ることができるメリットがある。

今回の提携は、大企業とベンチャー企業を結ぶ早朝ピッチイベント「Morning Pitch」を機に実現したもので、八面六臂では「将来的には鮮魚以外の流通などへ提携範囲拡大も視野に、検討を進める」としている。