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過去のリコールで新要因判明、対象範囲見直し

いすゞ、大型トラック「ギガ」2.2万台リコール

2014年5月29日 (木)

行政・団体いすゞ自動車は29日、同社製大型トラック「ギガ」のエンジン制御プログラムに不具合が見つかったとして、国土交通省にリコールを届けた。対象は2010年5月27日からことし2月24日までに製造したギガ2万2677台。

昨年5月31日に届けたリコールで新たな要因が判明したことから、対象範囲を見直して再度対策を行うことにしたもの。

今回の不具合は、大型トラック用エンジンでDPD(粒子状物質除去装置)再生時のエンジン制御プログラムが不適切なため、ピストンの温度が高くなり、ピストンに過大な負荷がかかり、亀裂が生じるものがあるため、そのまま使用を続けると亀裂が進行、ピストンに穴が開き、エンジン出力の低下、白煙を排出し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがあるという。

同社は対象全車両のエンジン制御プログラムを書き換え、サーモスタット、オイルサーモバルブを対策品に交換する。また、車両走行データを確認し、負荷、その頻度の高い車両はピストンを点検して亀裂のあるものはエンジンを対策品に交換する。