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CBRE調べ

首都圏湾岸の倉庫、期待利回りが14bps低下

2014年5月30日 (金)

調査・データCBREは5月29日、不動産投資に関するアンケートの最新調査結果と、2014年第1四半期の収益不動産の売買市場動向を発表した。4月に不動産投資関係者221人を対象に実施し、148人から回答を得て集計したもの。

東京主要部の「倉庫」(マルチテナント・首都圏湾岸部)の期待利回り(NOIベース)平均値は、前期から14bps(ベーシスポイント)低下して5.46%になり、低下幅は前期の5bpsに比べて拡大した。

物流施設の空室率は、大量供給の影響か「上昇する」との回答がやや増加しており、DIは5ポイント悪化した。第1四半期の大型マルチテナント型施設の空室率は4.5%で、「7%まで上昇する」とのCBREの当初の見方を大きく下回わる結果となった。また、「現在と比べた6カ月先」の状況は、改善傾向にある。

物流施設の取引額は前年同期比11%の増加となり、売買市場で高い存在感を維持した。

■CBRE短観DI推移
首都圏湾岸の倉庫、期待利回りが14bps低下