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メカニカルリサイクルPETフィルムを用いた開発は世界初

凸版印刷、透明ハイバリアフィルムの新製品開発

2014年6月2日 (月)

サービス・商品凸版印刷は2日、メカニカルリサイクルPETフィルムを用いた透明ハイバリアフィルム「GLフィルム」を開発した、と発表した。食品や医薬品向け包材など、バリア性が必要とされる製品での展開を想定し、6月からサンプル出荷を開始、今秋からの量産を目指す。

この製品は、凸版印刷が独自に開発したGLフィルムの基材としてメカニカルリサイクルPETフィルムを用いたもので、同社が持つ蒸着技術やコーティング技術を応用することにより、再生素材を使用しながらバリア性で石油化学製品由来の従来品と同等の性能を保持することに成功した。メカニカルリサイクルPETフィルムを用いた透明ハイバリアフィルムの開発は世界初。

再生PETフィルムはその素材特性から、高いバリア性を持たせることは難しいとされていたが、蒸着技術やコーティング技術を応用し、メカニカルリサイクルPETフィルムを用いたGLフィルムの開発を実現した。

同社はサンプル出荷、量産化を経て16年度にメカニカルリサイクルPETフィルムを用いた製品全体で25億円の売り上げを目指す。