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平和堂、滋賀県多賀町に生鮮・チルドの新拠点開設

2014年6月2日 (月)

フード平和堂(滋賀県彦根市)はこのほど、滋賀県犬上郡多賀町の「平和堂多賀流通センター」敷地内に「平和堂多賀流通センターB棟」を建設し、生鮮商品の加工・小分けなどを行う「多賀食品センター」とチルド商品の配送拠点となる「多賀チルドセンター」を新設、5月22日から本格稼動したと発表した。

1983年に建設した旧食品センターは、開設から30年が経過し、設備の老朽化、店舗数増による供給量不足のほか、基幹物流拠点の多賀流通センターから離れた場所に立地する効率面の課題などがあったため、最新設備の導入による品質・鮮度の向上や生産能力・供給店舗の拡大、店舗オペレーションの効率化や物流の適正化などを目的に、旧食品センターを多賀流通センター内に移転、新設した。

併設する多賀チルドセンターは、これまで多賀流通センター内で稼動していたが、多賀B棟の建設に合わせて移転、新設した。多賀食品センターと多賀チルドセンターは、一部全店への供給を含め、滋賀県内を中心とした店舗への商品供給を向上させるため、24時間体制での運営を実施し、一元的な物流センターとして機能を高める。

多賀食品センターは、延床面積が旧食品センターの2倍、年間生産予定数量(パック数、初年)も2倍の規模となり、24時間体制でオペレーションを実施することから、大幅に商品供給能力が向上する。

主に、精肉(鶏豚牛肉・ミンチ)・鮮魚類の小分けやパック詰などの加工を行い、滋賀県内を中心に商品供給する。塩干類は、平和堂・エール全店舗に値付け済み商品を供給する。低温流通管理システムや解凍設備、セキュリティ対策、作業負担を軽減する冷房設備や自動機械を導入している。

多賀チルドセンターは、多賀流通センター内の旧施設を多賀B棟内に移転、新設した。チルド帯商品の入荷から出荷、配送関連の業務全般を担い、滋賀県内店舗へ商品を供給する。また、多賀食品センターの商品も同様の業務を行う。

さまざまな新設備、システムを導入することで、温度管理の徹底による品質の向上、無線DAS・HHTの採用による仕分け精度や生産性の向上、多賀食品センター併設による庫内業務や配送業務の効率向上につなげる。今後の供給店舗増加にも対応する。