ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱日立パワー、フィリピンで石炭火力発電設備受注

2014年6月3日 (火)

国際三菱日立パワーシステムズは2日、韓国の大林産業と共同で、フィリピンのパグビラオ発電所3号機向け石炭火力発電設備をフルターンキー契約で受注した、と発表した。出力は42万キロワット。

このプロジェクトを推進する事業会社「パグビラオエナジー社」から受注したもので、2017年11月に運転を開始する。

パグビラオ発電所3号機は、ルソン島南部のケソン州パグビラオに、既設の1、2号機に隣接して建設。燃料は亜瀝青炭で、稼働後は既設の発電所と同様に高い経済成長に伴うフィリピン国内の旺盛な電力需要に対応していく。

パグビラオエナジー社は、丸紅と東京電力の折半出資発電事業会社「ティームエナジー社」と、現地の大手開発業者「アボイティスパワー社」の折半出資事業会社。アボイティスパワー社は、現地のスペイン系財閥であるアボイティス・グループ傘下で発電事業を展開している。

石炭火力発電設備はボイラー、タービン、発電機などで構成されるが、同社はこれら主要機器と制御システム、排煙脱硫装置などを製作・供給・調達するほか、試運転などを担当。大林産業は、石炭運搬・灰処理設備や周辺機器などの供給と土建・据付工事に当たる。