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ルネサス、表示ドライバIC子会社の株式を譲渡

2014年6月11日 (水)

荷主ルネサスエレクトロニクスは11日、同社が株式55%を保有する子会社のルネサスエスピードライバ(東京都小平市)の持分すべてをシナプティクスホールディング社へ譲渡すると発表した。

これに伴い、ルネサスエスピードライバの台湾子会社「ルネサスSPドライバーズ台湾社」も連結対象から外れ、シナプティクス社傘下に移る。

ルネサスエレクトロニクスでは、競争力が発揮できる自動車(車載制御、車載情報)、産業・ネットワーク(産業・家電、OA・ICT)、汎用――の3分野に注力し、過去に起こった自然災害や市況停滞などのリスクが顕在化した場合でも、確実に利益を創出できる体質に向けて必要な構造改革を進めている。

ルネサスエスピードライバは、注力分野に当てはまらない表示ドライバICを事業を主力としていることから、2008年に合弁会社として独立し、設計・開発に重点を置きつつ主にファンダリへ生産委託する事業運営を行っているため、ルネサスエレクトロニクスは譲渡先を検討していた。