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東洋ゴム、新中計策定、トラック・バスタイヤの開発力強化

2014年6月11日 (水)

荷主東洋ゴム工業は、2016年までの新中期経営計画「中計’14GO BEYOND-いまを超えていく」を策定したと発表した。5年先の18年のあるべき姿を見据えたうえで、3年後の中間点として16年に到達すべき具体的目標を定めた。

前計画では、円高の是正や原材料価格の安定推移といった外部環境の改善を追い風としながらも、供給能力の増強など当初計画に基づいた施策を実行し、当初目標を前倒しで達成。

短期間のうちに環境変化が進んだことから、「今後予想される世界経済の動向を前提に、将来にわたる中期的な成長シナリオを新たに描き、さらに高いステージへ挑戦していく意志表明」として新計画を策定したもの。

タイヤ事業では、「商品ミックス最適化と拡販による収益基盤の強化」を掲げ、グローバル市場でSUV・CUV・ピックアップトラック用タイヤの拡販を積極化するほか、トラック・バス用タイヤの商品開発力を強化するため、差別化技術によってトップクラスの「商品戦闘力」を実現する。

市場戦略としては、北米を収益の源泉として供給力と販売力に注力し、中国、東南アジア、中南米市場が持つ固有テーマに即した戦略を打ち出す。

供給面では、グローバルな供給能力を増強し、供給基盤の効率的・効果的なオペレーションにより最適供給体制を実現、海外生産比率を高める。