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検査端末とスキャンツールの接続アプリケーションを共同開発

デンソーとAIS、車両の電子システム診断で連携

2014年6月20日 (金)

荷主AIS(東京都千代田区)とデンソーは19日、AISの車両検査端末「PBC」(ペンベースコンピュータシステム)とデンソーが開発した自動車用スキャンツール「DST-i」の連携を可能にする接続アプリケーションを共同開発した、と発表した。

これまで、デンソーのDST-iを車両に接続して診断を行うには同社の専用診断ソフトが必要だったが、今回開発した接続アプリケーションにより、AISは自社の検査端末であるPBCの画面上でDST-iを使用した車両の電子システム診断を行うことが可能になる。

最近の車両は「走る」「曲がる」「止まる」といった基本機能を電子システムで制御していることから、電子システムの状態の良否を的確に把握するため、スキャンツールを活用した車載コンピューターの点検と診断スキルが求められている。

AISは、今回開発した接続アプリケーションにより、自社で展開している中古車検査サービスにデンソーのスキャンツールDST-iを活用した車載コンピューター診断を新たに導入し、中古車の状態・品質の明確化を目指す。

また、車両の電子システムの状態を従来の検査結果と併記することにより、中古車販売の透明化につなげる。このサービスは7月から開始する。