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鴻池運輸、タイ初の4温度帯対応物流センターを建設

2011年3月8日 (火)

ロジスティクス地鎮祭の様子鴻池運輸は8日、タイに「コウノイケ・クール・ロジスティクス・タイランド」(KCLT)を設立し、新拠点としてバンコク中心地から30キロメートル、サムットプラーカーン県バンプリー郡に「定温物流センター」の建設に着工したと発表した。2012年1月に稼働を開始する計画で、2月25日には現地で地鎮祭を実施した。

 

同センターは、タイでは初めての4温度帯対応型物流センターで、食材や商品を24時間365日、最適な温度管理で保管・輸送を行う「定温物流サービス」に対応する拠点となり、食品・食品原料の保管業務、コンビニエンスストア・レストラン・スーパーマーケットへの冷凍・冷蔵食品の仕分、配送や食品工場への食品原料の配送管理業務などを行う。

 

さらに同センターは、既存拠点と連携することで、タイの日系物流会社としては初となるタイから日本国内までの一貫物流サービスの実現を目指す。

 

バンコクを中心に海外資本の大型スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが進出しており、適切な温度管理が必要な冷凍・冷蔵食品の需要増大も見込まれることから、同社は新物流センターを通じ、定温物流サービス展開する狙い。

 

また、同社では今後、「グローバル化の加速を推し進めるため、アメリカ・ロサンゼルス、中国・青島、ベトナム・ホーチミンにある海外拠点と連携し、東南アジアや中国などでも定温物流サービスの海外展開を目指していく」としている。

 

■定温物流センターの概要
敷地面積:2万2400平方メートル(6788坪)
収容力:2万4682トン(保管エリア1万5967トン=-26-15度温度可変対応、C級エリア8715トン)
倉庫面積:9933トン(3010坪)
仕様:鉄骨平屋建て
取扱商品:冷凍・冷蔵加工食品、食品原料