センコー、埼玉県戸田市に新戸田PDセンターを開設

ロジスティクスセンコーは8日、埼玉県戸田市に「新戸田PDセンター」を開設したと発表した。

同社は首都圏物流の核となる埼玉県南部拠点として、戸田市早瀬地区と笹目地区にに18棟、約4万5000平方メートルの物流センターを開設しているが、一部で老朽化が進み、平屋建て倉庫も多いことから、取扱貨物に制約があった。

このため、戸田市早瀬地区にある倉庫棟3棟、延床面積合わせて9630平方メートル分を再開発し、同敷地内に「新戸田PDセンター」を開設したもの。

新戸田PDセンターは地上6階建て、延床面積約1万9000平方メートルの大型物流拠点で、有効天井高の高いエリアと低いエリアを配置し、保管貨物の形態や流通加工など各種作業に柔軟に対応できる構造となっている。

首都高速道路5号線、外環自動車道にアクセスする立地を生かすため、センターの南北両側に51台の接車バースを設け、トレーラーや大型車も容易に接車できる設計とした。

環境面では、省電力化対応の照明設備設計を採用するとともに、屋上の一部に緑化を実施、環境との調和に配慮した。

同社では、「埼玉県南部での物流機能を強化するとともに、同県北西部への物流サービスの拡大を目指す」としている。

■施設の概要
名称：新戸田PDセンター
所在地：埼玉県戸田市早瀬1丁目6番地
敷地面積：9747平方メートル（2949坪）
建物構造：鉄骨造地上6階建（倉庫部分5階建）
延床面積：18986平方メートル（5745坪）
接車バース数：51台（北側27台、南側24台）
荷役設備：垂直搬送機4基、貨物エレベーター1基（4トン）、クライミングレベラー1基
竣工日：2011年2月28日
開設日：2011年3月8日