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凸版印刷、米国に透明バリアフィルム工場を建設

2014年6月24日 (火)

拠点・施設凸版印刷(東京都千代田区)は24日、米国・ジョージア州に新工場を建設すると発表した。海外初の透明バリアフィルム生産拠点として2016年3月の量産開始を目指す。

新工場の開設により、北米と欧州のパッケージメーカー向けにGLフィルムなど透明バリアフィルムの供給能力を強化するとともに、生産拠点の立地の利点を活かし、事業展開の強化を図る。

同社は1986年からGLフィルムなど透明バリアフィルムの販売を開始し、現在は世界の透明バリアフィルム市場でトップクラスの高いシェアを保有。包装材市場では今後、環境配慮面からバリアフィルム化が加速するとみられており、特に北米市場は食品包装材市場の産業構造が大きく転換しつつあることから、同社はバリアフィルムのニーズがさらに拡大すると判断した。

こうした市場動向を踏まえ、米国・ジョージア州に透明バリアフィルムの生産拠点を建設。透明バリアフィルム関連事業全体で2018年度に1000億円の売り上げを目指す。

■新工場の概要
所在地:米国ジョージア州
敷地面積:14万5667平方メートル
建築面積:1万555平方メートル
竣工:2016年3月
製造品目:透明バリアフィルム
投資額:100億円