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供給過剰で採算悪化「生産転換不可能」と判断

旭硝子、欧州の太陽光向けガラス工場を閉鎖

2014年6月27日 (金)

拠点・施設旭硝子は27日、子会社AGCガラス・ヨーロッパ・ルー工場(ベルギー)の太陽電池用カバーガラスの生産を停止し、同工場を閉鎖すると発表した。

2月10日から同工場の労働組合への説明と協議を重ねてきたが、26日(現地時間)に協議を終了し、現地法に基づいて生産停止と工場閉鎖を決めた。

太陽電池用カバーガラス市場では、供給過剰による価格低下が続いており、事業の採算が悪化。同工場の稼働による営業損失の発生は避けられないとして、「市場環境に合わせた生産体制の見直しが急務であり、他製品への生産転換も不可能」との結論に至った。

工場閉鎖に伴い、47億円の事業構造改善費用を見込む。