ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ワコール、グループSCM活用し欧州の事業体制再編

2014年7月3日 (木)

荷主ワコールホールディングスは3日、欧州事業を担う子会社「ワコールイヴィデン」(英国デスボロー)を2015年1月に「ワコールヨーロッパ」へと社名変更し、新たな事業体制を構築すると発表した。ワコールインターナショナル香港と連携し、グループSCMを活用した材料手配や共通化を行う。

同社は欧州で事業規模と高収益体制を確保するため、欧州、北米、豪州で強固な事業基盤とブランド力を確立しているイヴィデンを2012年4月に買収。その後、販売ルート、技術、経営ノウハウ、ブランド力を相互的に有効活用するため、既存のワコールフランスや英国ワコールを含めた欧州のマネジメントを一元化する組織再編を実施。

春夏新製品の発売開始となる15年1月にワコールイヴィデンをワコールヨーロッパに社名変更し、ターゲット顧客の拡大を図るとともに、グループとして売上・利益貢献できる高収益な組織体制を構築していく。

具体的には、欧州に向けた販売拠点としているフランスの販売機能を一元化し、「総在庫総販売効率化」の実現を図る。さらに百貨店、専門店で米国ワコール商品の欧州・オーストラリア展開、北米でのワコールヨーロッパコレクションの展開により、顧客接点の拡大につなげる