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検品・検針機能を中国にシフト、ダイレクト納品実現

山九、中国ニットメーカー大手と物流合弁会社を設立

2014年7月4日 (金)

国際山九、中国ニットメーカー大手と物流合弁会社を設立山九は4日、中国でニット分野2位の繊維大手「青島即発集団」と物流業務を運営する合弁会社の設立に合意し、新会社「青島捷順利達物流」(青島JSDロジスティクス)の設立合弁契約を締結した、と発表した。

合弁期間は20年間で両社が折半出資で設立する。今後は日本で行っていた検品・検針機能を中国側で実施するほか、グローバル・サプライチェーン上の流通作業工程を上流で行うことにより、ダイレクト納品を実現するとともに、リードタイムの短縮につなげる。

新会社は、これまで山九が中国で設立した8法人と異なり、合弁相手が製造業となっている。同社は中国で作業案件を獲得するだけでなく、日本向け輸入貨物を取り込むことで、新たなビジネスモデルの構築を目指す。

新会社設立に伴い、8月の竣工を目指して新物流センターを開設することにしている。新センターは敷地面積1万9210平方メートル、倉庫面積1万2600平方メートルで、一般倉庫と輸送機能のほか、検品・検針・仕分けといった流通加工機能を備える。

合弁会社の概要

会社名称:青島捷順利達物流有限公司(日文名称は青島JSDロジスティクス)
代表者名:張海雲氏(即発集団董事副総経理)
所在地:中国山東省青島即墨市龍山工業園区内
従業員数:当初60人(日本人2人)
出資比率:山九50%、即発50%(登録資本200万米ドル)
合弁期間:20年間
業務内容:一般倉庫、輸送、流通加工(検品・検針・仕分)
敷地面積:1万9210平方メートル
倉庫面積:1万2600平方メートル
開業予定日:2014年12月1日