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協和発酵キリン、英国の製薬会社を400億円で買収

2014年7月11日 (金)

メディカル協和発酵キリン(東京都千代田区)は11日、英国子会社のプロストラカングループ(英国ガラシールズ)がノボノルディスクファンデーション傘下の投資会社NovoA/Sから、アルキメデスファーマ社(英国レディング)を2億3000万ポンド(398億9254万円)で買収すると発表した。

アルキメデス社は、疼痛・がん・クリティカルケアの領域において高度で革新的な医療用医薬品を提供している欧州のスペシャリティファーマで、既にオピオイド治療を受けているがん患者の突出痛を和らげるための疼痛管理に使用される鼻腔用フェンタニルスプレーの「ペックフェント」が主力。

同製品には、アルキメデス社が独自に開発したドラッグデリバリーシステムを使用しており、多数の特許で保護されている。2013年の業績は、前年比33%成長の4100万ポンドの売上を達成。レディングに拠点を置き、同国ノッチンガムに開発拠点を保有している。