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岩谷産業、尼崎に国内初の商用水素ステーション開設

2014年7月15日 (火)

環境・CSR岩谷産業、尼崎に国内初の商用水素ステーション開設岩谷産業は14日、2015年に一般販売が予定されている燃料電池自動車(FCV)や燃料電池バスに水素を供給するため、兵庫県尼崎市で国内初の「商用水素ステーション」を開設した。

ステーションは、550平方メートルの敷地に設け、1時間に6台を満充てんできる供給能力を備える設備を配置。充てん圧力は70メガヘクトパスカルで、満充てんに要する時間は1台当たり3分未満となっている。

同社の液化水素製造拠点「ハイドロエッジ」(大阪府堺市)からローリー車で輸送した液化水素を利用し、燃料電池自動車に供給する「オフサイト方式」を採用。ドイツ・リンデ社製水素圧縮機を使用している。

同社は15年度までに東京、名古屋、大阪、福岡の4大都市圏を中心に、20か所の商用水素ステーションを自社設置することを表明、段階的に建設を進めており、今回完成した「尼崎水素ステーション」が第一号となった。同社では「尼崎水素ステーションは日本で初めての商用水素ステーションとして、また、ドイツ・リンデ社は世界の水素ステーションへの『IC-90』普及を目指し、これからの水素エネルギー社会へ向けて歴史的な第一歩を踏み出す」としている。