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常石造船、8.2万トン積み貨物船を引渡し

2014年7月17日 (木)

荷主常石造船、8.2万トン積み貨物船を引渡し常石造船(広島県福山市)は17日、傘下の多度津造船で8万2100メトリックトン型ばら積み貨物船・カムサマックスバルカーの「クリムゾン・エムプレス」を竣工し、16日に船主に引き渡したと発表した。

クリムゾン・エムプレスは、常石造船が2004年に開発したカムサマックスバルカーで、05年に常石造船本社工場で1番船を竣工して以来、グループ累計で185隻目となる。

パナマ運河を通航できる最大船型のパナマックスバルカーの載貨重量を従来の7万トン級から8万2000トンに増加させ、輸送効率を高めた船型。

カムサマックスバルカーの命名は、船の長さを、ボーキサイトの主要積出港として知られるギニア・カムサール港の入港制限に対応する229メートルとしたことに由来している。

クリムゾン・エムプレスの概要

船種:8万2100MT型ばら積み貨物船「カムサマックスバルカー」
船名:CRIMSON EMPRESS(クリムソンエムプレス)
長さ:229メートル
船幅:32.26メートル
深さ:205メートル
載貨重量:8万2250メトリックトン
総トン数:4万3013トン
主機:M.A.N.-B&Wディーゼル機関6S60MC-C7
航海速力:14.50ノット(常用出力)
建造地:多度津造船