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ヤンマー建機とコベルコ建機、相互OEM供給を拡大

2014年7月18日 (金)

荷主ヤンマー建機は18日、コベルコ建機とミニショベルのOEM供給拡大について基本合意したと発表した。

相互供給により、両社は開発と生産を分業し、相互の収益向上を図る。それぞれの得意分野に集中、分業することで利益を拡大させる。

超小旋回機の中には日本国内のみの需要商品であるため、販売台数の伸びが期待できず、4トン、5トンクラスは、排出ガス規制対応も必要なことからOEM供給を受けることで開発費と開発工数が不要となる。

ヤンマー建機は、2.5トン以下のミニショベルのOEM供給を増やすことで、生産台数の増加を期待し、開発投資の早期回収、製造コストの削減につなげる狙い。

ヤンマー建機からコベルコ建機へのミニショベルOEMの供給を拡大し、日本国内にとどまっている現行のOEM供給エリアを世界全体に広げる。

また、標準機0.5トン、0.8トンの2モデルとなっているOEM供給モデルを後方超小旋回機1トン、1.7トン、2トン、2.5トンの4モデルと、標準機0.5トン、0.8トン、1.6トン、1.8トン、2.2トン、2.6トンの6モデル、合わせて10モデルに拡大する。

供給は北米、韓国、大洋州で2015年1月から、欧州、日本では15年4月から開始し、ほかのエリアについては段階的に検討していく。

このほか、コベルコ建機からヤンマー建機へ2-5トンの超小旋回機のOEM供給を開始する。供給エリアは日本国内で、超小旋回機2トン、3トン、3.8トン、5トンの4モデルを15年夏頃から供給する。