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パナソニック

インドネシアの半電化地域に太陽光独立電源設置

2014年7月18日 (金)

環境・CSRパナソニックは18日、インドネシア・カリムンジャワ国立第一小学校(セントラルジャワ州ジェパラ県カリムンジャワ郡)に、同社が開発した太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を設置したと発表した。

カリムンジャワ村では、夜間の電力供給をディーゼル発電機で賄っているが、昼間は発電機が停止し、電力が供給されない半電化地域で、行政・商業活動などに支障をきたし、特に教育環境の整備が課題になっていた。

このため、ジェパラ県、在インドネシア日本国大使館の協力で「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の供与先となっているコペラシプンディアルタとIBEKA、パナソニックの3団体で、太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を活用した教育環境改善支援プロジェクトを立ち上げたもの。

パワーサプライコンテナはパナソニック製の太陽光パネルや蓄電池を活用した独立電源パッケージで、授業のある時間帯はパワーサプライコンテナから教室の電気設備に電力を供給し、照明器具の点灯やシーリングファンの運転、パソコンやテレビを活用した視聴覚教材の提供などで教育環境を改善する。

また、授業のない時間帯には、パワーサプライコンテナの運用組合を通じて近隣へ電力を販売することで、地域コミュニティの活性化や地域の電力インフラ課題の改善に貢献する。

パナソニックは、このプロジェクトで機器の導入とIBEKAへの技術支援を行う。IBEKAは、カリムンジャワ村内で電力供給の自立的運用が可能な運営管理組織の設立支援を行い、運用・管理・維持に関する研修や支援を実施することで、持続可能な電力供給運用を目指す。