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堀場製作所、荷主責任強化へISO39001認証を取得

2014年7月23日 (水)

認証・表彰堀場製作所は22日、株式を上場しているメーカーとして初めて、国内グループ全体で道路交通安全マネジメントシステムの国際規格「ISO39001」の認証を取得し、事業活動で交通事故の撲滅に向けた活動を本格化すると発表した。社内運行管理と荷主責任を強化する取り組みに位置付ける。

同社では、道路交通事故による死傷者数の削減や事故による損失費用の低減を図ることで持続可能なビジネスを実現し、従業員のモラル向上を徹底するとともに、自社製品のドライブレコーダーを活用した道路交通安全の啓発を行っているが、京滋地区の拠点改革を進める中で、安全で効率的な物流機能を構築して交通事故による事業リスクの低減と道路交通事故の撲滅を目指す。

これまで、同社は1983年にトラックの運行管理装置のデジタル化を推進し、99年からデジタル式運行記録計の提供を開始。05年には映像記録型のドライブレコーダーを発売し、ドライブレコーダー協議会や活用研究会などの業界活動を通して普及活動に取り組んできた。

ISO39001の認証取得を機に、これまでの道路交通安全対策に加えて、認証要求に基づいて計画段階からリスク管理手法を導入、事故やヒヤリ・ハットを記録、調査し分析し、事故への是正・予防処置を講じるほか、自社製品のドライブレコーダーを活用することで効率的・効果的に道路交通事故による死傷者数の削減、事故による損失費用の低減を図る。

同社は現在、京都市・福知山市・滋賀県大津市で拠点改革を進めており、安全で効率的な物流機能を構築することで、グループ国内5社全体が継続できるシステムの構築に努める。