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輸送リードタイム5分の1に

東洋ゴム、秋田港からロシア極東向け輸送を試行

2014年7月23日 (水)

調査・データ東洋ゴム、秋田港からロシア極東向け輸送を試行01東洋ゴム工業は23日、ロシア極東向けに秋田港を利用したタイヤ輸出のトライアル輸送を30日に実施すると発表した。

同社仙台工場(宮城県岩沼市)は25キロの距離にある仙台港の外航・内航船を利用し、工場で製造した海外向け市販用タイヤを輸出しているが、輸出先のひとつであるロシア極東へは、仙台港から太平洋周りでいったん韓国の釜山港を経由して輸送するため、輸送日数は15日程度かかっていた。

東洋ゴム、秋田港からロシア極東向け輸送を試行02そこで、秋田県環日本海交流推進協議会が秋田港からロシア極東地域への輸出拡大の可能性を探る目的で、コンテナ貨物のトライアル輸出を実施することとなり、東洋ゴムが荷主としてロシア市場向けタイヤの輸送手段にトライアルを活用するもの。

トライアルでは、秋田港からわずか3日間でロシア極東に到着する直航ルートを採用するため、同社製品の輸送リードタイムは大幅な短縮が見込まれる。

同社では「輸送ルートやロシア極東での港湾荷役ハンドリングなどを検証し、秋田港の利用による顧客サービス向上の実現に向けて、準備検討を進めていく」としている。