EC寺田倉庫(東京都品川区)は24日、インターネットを利用した同社の保管サービス「minikura」(ミニクラ)の機能を活用し、箱に商品を詰めて商品説明と価格を設定するだけで出品できる「オンラインフリマ(フリーマーケット)『ボックスマーケット』」を開設した。
出品者は、出品したい商品を箱に入れて送り、商品説明と価格を設定するだけで、手間のかかる作業を任せられるため、オンライン売買の初心者や主婦層、シニア層でも手軽に商品を販売することができる。
購入者は、個人取引で問題となりやすい「お金を支払っても商品が届かない」「返品したくても問い合わせできない」といった悩みを、「ボックスマーケット」が介在することで解決できるようになる。
商品購入後はボックスマーケット内で購入者に所有権が移るが、3か月間はマーケット内に保管しておけるため、その期間中に商品転売のための在庫管理の場として利用することもできる。
これまで、ミニクラは寺田倉庫の保管機能とインターネット機能を活用して他社との協業サービスを展開してきたが、今回はIT系ベンチャー企業のブルーノートから持ち込まれた企画を採用し、事業化した。同社は8月にも、ミニクラを活用した新たな企画を法人・個人問わず幅広く募集するビジネスコンテストを開始する計画。