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P&G、森林破壊ゼロ目指し小規模農家と連携

2014年7月30日 (水)

環境・CSRプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は29日、パーム油とパーム核油の生産で持続可能な原料調達源と持続不可能な原料調達源とを区別する取り組みを強化する、と発表した。

4月に、パーム油サプライチェーンで森林破壊ゼロを目指す新たな目標として、パーム油とパーム核油のサプライヤーの工場までのトレーサビリティを2015年12月31日まで、農園までのトレーサビリティを2020年までに確立すると表明していた。

同社はマレーシア・サプライチェーン・イノベーション研究所(MISI)と連携し、小規模農家の生産慣行を把握し、慣行をどのように改善すれば生産地の森林を守ることができるかを探るため現地調査を実施。パーム油サプライチェーンで森林破壊ゼロを目指す新たな目標の一環として、ことし前半に打ち出した取り組みを実行に移している。

6か月にわたる調査により、P&Gは小規模農家のサプライチェーンを理解し、生産地の農家に対する最善の支援策を見出すことができる、としている。

9月末までに調査結果を明らかにし、目標達成のための行動計画をまとめる方針。さらに、目標達成への取り組みとしてサプライヤー、同業者、NGO、学識経験者などと協力し、業界統一基準と持続可能なパーム油の調達慣行を促進する。