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センコー、ランテックの株式47.7%を取得、連結子会社化

2014年7月31日 (木)

ロジスティクスセンコーは7月31日、ランテックの株式47.7%を10月2日付で取得し、連結子会社化すると発表した。

両社は資本業務提携を行い、センコーはランテックの取締役の過半数を派遣する。ランテックが発行する株式29.8%を取得するとともに、ランテックの株式17.9%を保有する光輝から譲り受けることで、議決権総数の47.7%を取得する。

ランテックは定温輸送を主力として冷蔵倉庫業なども手掛けており、特にJR冷凍コンテナ含む保冷車を主体とするトラック台数は1000台強を保有。九州から関西、関東、東北地区まで冷凍冷蔵保管拠点を展開し、協力会社との連携で定温物流の全国ネットワークを構築している。

センコーは、自社の量販・小売分野などの物流ノウハウと、ランテックの持つ定温物流のノウハウを一体化させることで、相互に顧客ニーズを補完し、新規顧客開発が行えると判断した。

子会社化後は、ランテックが築き上げてきた定温輸送のブランド力を最大限に発揮するため、ランテックの社名、商品名(フレッシュ便)については、取引先との関係などを尊重しながら業務提携を進める考え。

ランテックは、センコーが全国に配置する物流センターや営業基盤を活用し、冷凍・冷蔵事業の営業開拓を進めるほか、センコーと国際物流戦略で連携し、海外で冷凍・冷蔵事業の拡大を図る。

取得する株式のうち、29.8%分は41億4500万円で取得する。光輝からの取得額は公表していない。