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DHLジャパン、新木場に大型ゲートウェイ施設を新設

2014年7月31日 (木)

拠点・施設東京ゲートウェイの完成予想図DHLジャパン(東京都品川区)は7月31日、国内4番目のゲートウェイ施設となる「東京ゲートウェイ」(仮称)の着工式を7月28日に行ったと発表した。2016年第1四半期に全面稼働に入る予定で、投資額は92億円。

東京ゲートウェイは、首都圏に隣接する羽田空港と、成田空港からのアクセスに優れる江東区新木場で稼働中の「東京ディストリビューションセンター」(TDC)の近くに開設。TDCが担っているゲートウェイ機能を引き継ぎ、拡大する。

2万平方メートルの延床面積のうち、オフエアポートターミナル機能としての1万5000平方メートルを超す上屋面積は現在のTDCの2倍の広さとなり、DHLのゲートウェイ1施設の貨物取扱量としては世界最大となる見込み。

TDCの貨物処理機能が、近年中にその上限に到達する見通しとなったことから、戦略的な先行投資として新たなゲートウェイ開設が必要と判断、立地優位性の高い新木場に規模を拡張し、顧客への集配業務を受け持つサービスセンター機能も併せ持つ新しい複合施設を建設することにした。

インフラの強化を図るだけでなく、1時間に最大で1万2000個の貨物を処理できる最新鋭の貨物自動仕分け装置を導入し、サービス精度の向上、処理時間の短縮・大幅な生産性の向上につなげる。

東京ゲートウェイ(仮称)の概要

所在地:東京都江東区新木場
敷地面積:2万平方メートル
延床面積(DHL占有部分):2万平方メートル
うち上屋面積:1万5000平方メートル
構造/階数:鉄骨造(基礎:RC造)/地上5階建
着工予定:2014年8月中旬
竣工予定:2015年8月下旬
供用開始予定:2016年第1四半期