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ヤンマー、農家支援へ大規模サービス拠点を九州に開設

2014年8月7日 (木)

拠点・施設ヤンマー、農家支援へ大規模サービス拠点を九州に開設ヤンマーは6日、子会社のヤンマーアグリジャパン(大阪市北区)が熊本県菊池郡大津町で、大規模で計画的な農業経営を行う担い手農家向けに「顧客の手を止めない」サービスを提供するための大規模サービス拠点「ヤンマーアグリソリューションセンター」を新設する、と発表した。新拠点は26日にオープンし、九州全域をカバーする。

グループとして初の開設となるヤンマーアグリソリューションセンターは、「すべての担い手農家のなんでも相談窓口」となることをコンセプトとし、「ダッシュ30サポート24」と銘打ったサービス機能を備えて九州全域の担い手農家に最適なソリューションの提供を目指す。

ヤンマーアグリソリューションセンターは総敷地面積7900平方メートルで、事務所棟700平方メートル、整備工場1564平方メートル(大型農業機械整備スペース12スパン)、研修棟360平方メートルで構成。巡回サービスカー「ドクターアグリ」を5台配置し、50人体制で運営する。

ダッシュ30サポート24は、顧客からの故障や修理依頼の連絡を受けて「30分以内」に駆けつけ、「24時間以内に対応を完了」するスローガンを掲げ、大型高性能農業機械のエキスパートサービスマンを配置。

整備工場内でのサービス活動だけでなく、ヤンマーオリジナルの「ドクターアグリ」サービスカーによる巡回点検サービスや突発的な機械トラブル対応として「緊急コールセンター」も併せ持つ。

自社で取り扱っているジョンディア製品の主要整備部品や、輸入作業機消耗部品、酪農用牧草ラップフイルム資材などを常時在庫し、スピーディーに対応。九州全域のヤンマーカイゼン活動(YWK活動)のモデル拠点として、優れた改善事例を全国・全九州のヤンマー拠点へ情報発信していく。ヤンマースマートアシスト(遠隔情報管理サービス)を搭載した機械の保守管理サービスと遠隔管理センター機能も備える。

大型農業機械を整備する充実した整備スペースを設けるほか、研修施設を併設して社員の育成、農業経営者に対する作物栽培の作業効率アップ、健康な土づくりのためのアドバイスを行うサービスを提供していく。