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コカ・コーラ、アフリカの供給網整備へ新たに50億ドル投資

2014年8月8日 (金)

フードコカ・コーラ、アフリカの供給網整備へ新たに50億ドル投資ザ・コカ・コーラカンパニーとアフリカのボトリングパートナーは7日、米国ワシントンで開催中の米国アフリカ首脳会議で50億米ドルの新たな投資を発表した。

今後6年間にわたって実施されるこの投資により、同社が発表した2010-20年のアフリカへの投資総額は170億ドルに増加し、新たな製造ライン・冷蔵・流通設備、生産に資金を供給することで、コカ・コーラのアフリカのサプライチェーン(供給網)全体で新たな雇用と機会を創出する。

同社は併せて、食料安全保障と栄養のためのニュー・アライアンスやグロー・アフリカと連携して持続可能な現地の原料調達を確保することを目指す、「ソース・アフリカ」の立ち上げに関する基本合意書にも署名。

手始めにこのイニシアチブは、ケニアでマンゴーと茶の持続可能な生産、ナイジェリアでの柑橘類、マンゴー、パイナップルの生産、マラウイでのマンゴー生産に注力していく。長期的にはエチオピア、セネガル、タンザニア、モザンビークで持続可能な原料生産に焦点を拡大できるとしている。

ソース・アフリカは、アフリカ東部の小規模果物農家5万人を支援して持続可能な形で作物と収入を成長させる1150万ドル規模の連携のプロジェクト・ネイチャーを含め、持続可能な農業に関するコカ・コーラの活動経験に基づく。

ザ・コカ・コーラカンパニーのムーター・ケント会長兼最高経営責任者(CEO)は「現地には大きな供給能力があるが、開発と利用が十分になされていない。この能力を活用することで、当社の事業とアフリカの新興国の成長を加速させることができる。そして、当社の供給網の費用対効果を向上させ、アフリカその他の成長市場に向けたサハラ以南のアフリカからの原料供給を増加させることができる」と述べ、サプライチェーンの効率向上によってアフリカからの原料調達を拡大する考えを示した。

同社は6月、関連する財団、官民のパートナーとともに医療用品の配送プログラム「プロジェクト・ラストマイル」を今後5年間でさらにアフリカ8か国に拡大するため、2100万ドルを拠出すると発表している。