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商船三井、高延性造船用鋼板採用の大型船が進水

2014年8月18日 (月)

ロジスティクス商船三井、高延性造船用鋼板採用の大型船が進水商船三井は14日、新日鉄住金が開発した高延性造船用鋼板「N Safe-Hull」(Nセーフハル)を世界で初めて採用した、と発表した。8月2日に第一船となる同社運航の大型ばら積み船が進水した。

高い延び性が特徴のNセーフハルは、船舶の側面からの衝撃に対して衝撃吸収エネルギーが3倍になることから、従来の鋼材に比べて船体に亀裂が生じにくく、船舶の安全性を高める鋼板として注目されている。

今回の建造船では、貨物艙船側部、燃料タンク部などの高い衝突安全性が求められる場所に合わせて3000トンのNセーフハルを使用した。船体に穴が開きにくくなることにより、浸水防止や貨物保護、深刻な環境汚染につながる油流出防止の役割を担う。

ばら積み船の概要

全長:299.94m
全幅:500m
喫水:24.70m
載荷重量:206600トン
建造:今治造船西条工場
進水:2014年8月2日