学研HDと栄光HDが提携、教育・物流など4分野

荷主学研ホールディングスと栄光ホールディングスは8月29日、教育ICT、語学、海外の3事業と教材配送などの物流事業を対象に業務提携することに合意したと発表した。提携効果を高めるため、相互に7億7560万円相当の株式を取得する。

少子化の影響で国内教育市場は競争が激化しており、ICT化やグローバル化も影響して大きな変革を迎え、新分野での売上・利益創出が課題となっているとして、提携を決めた。

学研HDが栄光HDの物流業務を受託するなど良好な関係を維持していたことから、本業の教育分野へ提携を拡大することにしたもの。教育3事業と物流事業を対象とした提携は、当面2年間をメドに実施する。物流事業は現行通り、栄光HDが学研HDの物流子会社「学研ロジスティクス」へ委託する。

資本提携では、栄光HDが学研HDの株式2.64％を7億7560万円で取得し、学研HDは、栄光HDが発行する株式7億7560万円相当（発行済株式総数の3.9％程度）を目安として取得する計画。