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ブラック・ダック、OSSロジスティクス事業強化へ2000万ドル調達

2014年9月4日 (木)

サービス・商品ブラック・ダック・ソフトウェアは4日、ベンチャーキャピタルなど複数の投資家と2000万ドルの投資ラウンドを締結した、と発表した。

ブラック・ダック・ソフトウェアは、ロジスティクス、サプライチェーン関連製品向けにOSS(オープンソースソフトウェア)の導入・管理分野を支援をするOSSロジスティクスソリューション事業を展開しており、2000万ドルの増資によって向こう1年半をメドに製品群を強化するとともに、グローバルマーケットへの進出を加速する。

同社はこの動きに合わせて、最高財務責任者兼エグゼクティブ・バイス・プレジデントにスティーブン・グレゴリオ氏を選任。グレゴリオ氏は今回の資金調達を主導した。

同社が手掛けるサービスは、主に組み込みソフトウェア製品の開発会社やシステムインテグレーターを顧客層とし、これらの顧客が提供するロジスティクス、サプライチェーン関連の製品を対象に、製品に含まれるオープンソースソフトウェアを検出するほか、管理・脆弱性対策の手段を提供する。

同社のルー・シプリー社長兼最高経営責任者は「今回の資金調達の実施により、当社は大企業全体を対象としてOSSロジスティクスソリューションを拡張する体制を整える。世界中の大企業でOSSが爆発的に増加した結果発生した、重要なサプライチェーンやソフトウェア開発上の課題を解決するための効果的なソリューションを、今後1年半かけて次々にリリースする」と話している。