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日野、デュトロ4万5375台リコール、燃料漏れのおそれ

2014年9月10日 (水)

行政・団体日野自動車は10日、同社の小型トラックで燃料装置と動力伝動装置に不具合があり、最悪の場合、燃料が漏れたり走行不能になるおそれがあるとして、国土交通省にリコールの届け出を行った。

リコールは同社製小型トラック「日野デュトロ」のうち、2011年2月11日からことし2月12日までに製造された4万5375台が対象。

発表によると、ディーゼル車の燃料装置で原動機に取り付けられている燃料フィルタの強度が不足しているため、頻繁に原動機の始動、停止を行うと燃料圧力の変動により燃料フィルタのケースに亀裂が入るものがあり、そのままの状態で使用を続けることで亀裂が進行してフィルタケースが破損し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある。

また、動力伝達装置でセンターベアリング固定金具をフレームに固定するボルトの締め付けトルク、締め付け作業が不適切なため、走行中の振動などでボルトが緩むものがあり、最悪の場合、固定金具がフレームから外れてプロペラシャフトが脱落、走行不能になる可能性がある。

この不具合を受け、同社は対象車両の燃料フィルタとボルト、ナットを対策品に交換するとともに、適正トルクで締め付ける改善措置を実施する。