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オイル漏れや走行不能、他車の走行妨げのおそれ

三菱ふそう、「キャンター」など5.6万台リコール

2014年9月11日 (木)

行政・団体三菱ふそうトラック・バスは11日、同社製小型トラック「キャンター」など5万6014台のリコールを国土交通省に届け出た。同社が届けた不具合は2か所あり、変速機のオイルクーラーホースの強度不足を原因とした不具合は、オイル漏れ、走行不能に発展する可能性があり、同社は既に45件の不具合報告を確認、事故も1件発生している。

不具合のうち、変速機のオイルクーラーホースの強度不足では、ホース内の圧力変動でホースの内側に亀裂が発生することがあり、亀裂が進行して圧力に耐えきれず、破損してオイルが漏れ、最悪の場合は走行不能に至り、漏れたオイルが他車の安全な走行を妨げるおそれがある。

また、燃料ポンプが使用過程で紫外線による劣化、製造時の残留応力によって樹脂部に亀裂が発生することがあり、燃料が漏れる可能性がある。

同社は対象の全車両で変速機のオイルクーラーホース(送り側)を対策品に交換するほか、燃料ポンプの上部樹脂部分にゴム製カバーを追加。燃料ポンプを点検し、上部樹脂部分に亀裂がある場合は、燃料ポンプを新品に交換する。