総医研HD、トランスアジアと資本業務提携に合意

メディカル総医研ホールディングスは12日、化粧品専門商社のトランスアジアと資本業務提携を結ぶことで合意したと発表した。協力してアジア市場で化粧品、健康補助食品の事業展開を進める。

トランスアジアは、主に化粧品会社のアジア地域への進出支援から現地での販売促進支援までの幅広いサービスを提供しており、中国では、日本から現地販売までの物流インフラ、現地で必要となる法的手続支援実績、中国の高級美容サロン、日系大手百貨店内の販売網など、他社にない強みを持っている。

10月からは、アリババ・グループが提供する個人消費者向けオンラインショッピングサービス「天猫」（Tモール）内の国際サービスで、化粧品、健康補助食品のECショップをオープン。

これに先立つ7月には、ECショップへの集客確保を目的として、「天猫」（Tモール）のモバイル版アプリのトップページからショップへの主な動線となる「特集コンテンツ」「ソーシャル・ゲーム」を企画、配信するアリババ・グループのパートナー企業と共同事業契約を締結し、日本製の化粧品、健康補助食品分野でゲートウェイ（ECショップにつながる入口）の独占権を取得している。

総医研HDは、トランスアジアとの提携により、自社グループの化粧品事業、健康補助食品事業をアジア市場で協力して展開する体制を構築する。資本提携では、総医研HDがトランスアジアの普通株式1600株を1株1万2500円で取得。取得後の議決権比率は15.1％となる。